黄色いテント
僕のブログにコメントを寄せてくれるKのライター仲間が始めたKokis galleryの中に黄色いテントを発見しました。マジックマウンテンのやつ。これは千歳船橋時代にKが手に入れたやつでしょう。確かA子さんと佐渡にいくために買ったのだと思う。
高校時代、Kは佐渡まで自転車で旅した。そんな話を本人の口から聞いたことがある。僕の記憶の中では、Kは佐渡がとても気にいったようだ。だから、A子さんと佐渡にいったのだろう。
実は僕も佐渡に2回行ったことがある。しかも2回とも自転車で佐渡をめぐった。これは間違いなく、Kの影響だ。しかも1回目はKがNYにいくとき置いていったランドナー。2回目はKに託した「スーパー・エトワール」。2回とも最上級の旅であった。「そうか、Kが感じたのはこの風景とこの空気なんだな」と思いだす。
NYから帰ったKと泊まりで出かけるときは、いつもこの黄色いテントをもっていった。A子さんも一緒のときは、KとA子さんはこのテントで寝て、僕は自分のダンロップのテントを持参した。使いこんだテントってくさいんだよね。でも野宿を重ねるうちその匂いがなんともいえない味を出してくる。テントには不思議な魅力がある。
高校時代、KやMと野宿山行を競っていたとき、出発前夜、僕はひそかに部屋の中でテントを張ってその中で一晩過ごし、不要な不安を拭おうとしたことがたびたびあった。それ以来テントは僕らの旅の重要な道具でありつづけた。
闘病中のKは黄色いテントを張って、次の野宿旅に思いを馳せていたのだと想像する。その旅は、A子さんと愛娘のAちゃんを連れて佐渡を目指したに違いない。できれば、僕は自分のくさいダンロップを持って、その旅に同行したかった。それはそれは楽しい旅だっただろうなあ。
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